市場の気持ちを読み取れ!サイコロジカルラインとは
2014年05月28日(水)
サイコロジカル・ラインは投資家の心理を数値化し、売りや買いのタイミングを示してくれるラインのことです。
売られすぎ買われすぎを判定!
サイコロジカルラインは投資家の心理を表すために作られたものであり、その数値から、今後の為替の流れを確率論で予想することができます。この数値は過去12日間で上昇した日が何日あったかという値から作られます。
具体的な計算方法は
12日間の内上昇した日 ÷ 12 × 100(%)
例えば、12日間のうち、8日間為替値が上昇したとすれば、
8÷12×100%で75%になるわけです。
一般的に75%以上は上がり過ぎ。つまり、調子が良すぎるのでそろそろ下がるだろう。25%以下は下がりすぎ。つまり、調子が悪すぎるので、そろそろ上がるだろうと予想されます。
人の心を読むのは難しい!?
ここまでの説明だと、サイコロジカルラインに沿って取引を行っていくだけで、着実に儲けを得ることができるように見えるかもしれません。
しかし、当たり前ですが、人の気持ちはそんなに簡単に数値化できるものではありません。例えば、同じ8勝4敗でも、8連勝したあとの4連敗と、2勝1敗を繰り返しての8勝4敗では内容が異なってきますよね。
このように、為替の触れ幅を計測して、相場を分析する手法をオシレーター指標といいます。
サイコロジカルラインは、オシレーター指標の中でも非常に分かりやすい指標として、紹介させてもらいました。
この他にもまだまだ為替の流れを読む指標は多くあるので、その他のオシレーター指標などを有効に活用し、為替のトレンドを読んでいきましょう。