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【重要経済指標】欧州中央銀行(ECB)政策金利発表

2014年06月30日(月)

まもなく欧州中央銀行の政策金利が発表予定日となっており、市場の注目を集めています。政策金利は為替に大きな影響を与える上に、欧州中央銀行は特に流通が多く、世界に与える影響が大きい通貨といわれている為、必ずチェックしたい経済指標となっています。

そもそも政策金利とは?

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政策金利とは、国の中央銀行(日本で言えば日本銀行)が一般の銀行に融資する歳の金利となります。一般的に、政策金利は景気が高騰した場合には金利を引き上げて景気を落ち着かせようとし、反対に景気が後退する場面では金利を引き下げ、景気の失速を防ごうとします。

金利と政策

一般的に通過は高金利のものが人気となります。例えば日本円の金利が低く、米ドルの金利が高い場合、投資家は日本円よりも、米ドルの資産を持とうとします。このことにより米ドルが人気となり、円安ドル高の状況となるのです。

EUの政策金利の現在

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欧州中央銀行の政策金利は現在過去最低の0.15%となっています。EUの政策金利は近年下がり続けており、先月6月も7ヶ月ぶりに引き下げが行われました。
さらに政策金利の引き下げに加え、民間銀行が余剰資金をECBに預け入れた場合、一定の手数料の支払いを求める「マイナス金利」政策の導入も決まり、その利率はマイナス0.1%となっています。これらの影響を受け、ユーロは対ドルで一時1ユーロ=1.35ドル近辺まで下落し。4カ月ぶりのユーロ安水準をつけました。

前回の政策金利発表はEUの歴史に残るほどの、異例の発表となりました。今後のユーロの制作金利の動向にも注目が集まります。