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予想外のGDPマイナス!ドル円一時、117円台へ

2014年11月17日(月)

17日朝、7月から9月までの実質内閣総生産(GDP)速報値が発表されました。物価の変動を除いた実質値で、マイナス0.4%、年率閑散ではマイナス1.6%となりました。
これを受けて、安倍首相は、消費税率10%への引き上げを延期すると見られています。

為替はドル円117円台に突入

本日のGDPマイナス発表は市場にとって予想外であり、発表を受けてドル円は一時、2007年10月以来の117円台に突入しました。ただし、その後115円台まで反落し、現在は116円台。為替の流れは非常に不安定な状況となっています。

日本経済は大丈夫なのか!?

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GDPは2期連続のマイナスとなりました。消費税増税により、消費者の「節約志向が高まったこと」が主な原因と見られています。

個人消費は、今年4月の増税後、低下するも、その後の回復は見られず。未だに日本の経済は「お金が回っていない」状況にあると言えるでしょう。追加緩和が行われたにも賃金は上がっておらず、物価が上昇しているだけ。。

今の日本経済は一言に「悪い」状況といえるでしょう。

消費税増税はどうなる?

今回のGDPのマイナス発表を受けて、安倍首相は消費税率の引き上げを見送ると見られています。
多くのエコノミストが消費税の増税による不況を訴え始めてきたなかで、その動きにでることは非常に難しいです。

安倍総理は今週中にも衆議院を解散するといわれており、増税延期についての意見を問うとしていますが、この景気の中で、消費全を上げようという意見がでてくることは考えられません。

従って、消費税増税は延期。そうなった場合は「円安に流れる」と専門家の間では意見が上げられています。

為替こうみる:消費再増税の延期は円安材料
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPL3N0T41P720141114