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1ドル118円台後半へ、7年3ヶ月ぶりの円安へ

2014年11月21日(金)

20日14時過ぎの東京外国為替市場で、1ドル118円72銭と、7年3ヶ月ぶりの安値をつけました。

特に大きなイベントはありませんでしたが、円の買い手が不足していることより、円売りのトレンドが続いているとされています。

識者は130円台まで下落との見方も

先日発表された、米連邦公開市場委員会(FOMC)において、米国は、ドル高円安に不安視をしない、タカ派の姿勢をとっており、今後もドルが強いトレンドは続いていくと見られています。

さらに、先日の記者会見で、黒田日銀総裁が更なる追加緩和を示唆。円安の傾向はまだまだ続いていくと見られています。

識者の間では、ドル円は130円台までの下落もありえるとされており、各メディアで下記のような記事が紹介されています。

コラム:ドル円は「日米の限界」に挑戦、来年130円も
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPKCN0J407A20141120(ロイター)

「円、130円に下落も」  有力ストラテジストの見方
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXLASFL19H57_19112014000000(日経新聞)

ウォン高で韓国経済が危機?

話題は変わりますが、円安の影響で、お隣の韓国が悲鳴を上げています。

韓国はここ最近の円安よりウォン高となり、輸出力が低下。

パククネ大統領は「主要先進国の通貨価値の偏りは一部新興国の経済に負担になる可能性がある」としており、日銀の金融政策をけん制しています。

しかし、20カ国・地域(G20)首脳会合では、この問題は注目されず、米国もアベノミクスを支援するべきとの姿勢を見せるなど、今後もウォン高は続いていくことが予想されます。