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【今後の為替動向】ドルの流れ

2015年03月20日(金)

FOMC声明文発表後、一時ドル売りの流れとなった為替市場。

「忍耐強く」の文言は消えたものの、会見自体は「ハト派」の発言が盛り込まれ、市場が利上げの時期を先延ばししたことが原因とされています。

何故米ドルは売られたか

今回、忍耐強くの文言が消されることは、多くの専門家からも予測がでていました。

FEDウォッチャー、ジョン・ヒルゼンラースがFOMC声明文の中から「辛抱強く」という表現が消える可能性に言及

こちらの記事でも紹介されているように、もともと、FRBでは声明文で「辛抱強く」の文言を消す代わりに、ハト派のコメントをちりばめると予測されていました

これは、「辛抱強く」の文言が消えることで、「利上げの時期は6月だ!」と予測が起り、市場が混乱することを防ぐ為とされています。

ただ、今回の会見では想像異常にドルが売られる結果に。ここで注意したいのが、あくまで「金利の上昇時期は不確実である」という点です。

イエレン議長が文言を消したこと、さらにそのうえでハト派の発言をしたことは、「文言に縛られずに利上げ時期を決めたい」という思惑があるとされています。

となると、今後金利上昇時期は一層予測が難しくなることが考えられ、まぁ簡単に言えば6月に利上げが起るかもしれないし…もっと先になるかもしれないし…その予測は難しい!ということです。

現状は特に重要な経済指標もないので、しばらくは為替の流れを見守っていきましょう。