HOME>FXブログ>政治・経済>政治情報>アベノミクスが株価に与えた影響と今後の為替の流れ

アベノミクスが株価に与えた影響と今後の為替の流れ

2014年04月24日(木)

まだまだアベノミクスで儲けることはできるのか!?

民主党政権下にあった2012年、ドル円の為替相場は70円台でした。しかし、デフレ脱却を掲げたアベノミクスの影響もあり、現在は1ドル=100円を越える円高となっています。この傾向は現在も続いているといえるでしょう。

ザイFXのアンケートによると、アベノミクスで儲かった人は2013年3月時点で77%となっています。この円安に恩恵をもらった人も少ないはず。そしてこの流れに乗り遅れた人は「今からでも円高は続くのか…」なんて思っているはずです。

mouketa

何故アベノミクスが円安を生み出したのか

それでは何故、アベノミクスは極度の円安を生み出したのでしょうか。その理由の一つとして挙げられているのは、日本の金融緩和と米国の量的緩和の関係になると言われています。デフレ脱却を狙う日本は、物価の上昇を狙って、金融緩和を起こし、大量の円を市場に流出させました。一方、米国でもリーマンショック以降、量的緩和を行っていたのですが、その思索を止めようという意見が出てきました。この意見が重なることで、為替は円安になっていったといわれています。しかしそんな話はついこの間のこと。三本の矢の成長戦略にも疑問視の声が上がっている今、今後の為替はどのようになっていくのでしょう。

今後の為替は

abe2

基本的には今後も円安の流れが続くと言われています。その理由の1つが貿易赤字になります。財務省が21日発表した2013年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は13兆7488億円の赤字となっており、過去最大だった12年度の8兆1577億円より68.5%も増加しているのです。

専門家は、貿易赤字が続く限り、円安は続くと予想しており、今後、貿易黒字となる見込みはしばらくないと言っていいでしょう。その為、円安の流れはこれからも続くことが予想されます。