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豪ドル【AUD】の基本情報

豪ドル【AUD】

豪ドルは、イギリスから独立した時代背景を持つオーストラリアで発行されている通貨です。

世界でも有数の鉱産物・資源産出国で、特に、金・ボーキサイト・オパール・鉛・鉄鉱石・タングステン・亜鉛などでは世界でも首位を争っています。他に石炭、銅、ニッケルにおいても主要産出国の一つに数えられています。

資源輸出国ですので商品相場の影響も為替に反映されやすく、どれだけ輸出をできるかが鍵となる資源大国通貨と言えるでしょう。

高金利通貨の代表格で、FXでもスワップポイント狙いで長期保有する投資家が多いです。

しかし、外国為替市場における取引量が少ないため、ヨーロッパのファンドなどから巨額の資金が一時的に出入りするなどの影響で、相場が激しく変動することがあります。ハイリスク・ハイリターンの通貨といえます。

取引の際にはしっかりとした知識と情報をそろえ、注意して扱うことをお勧めします。

通貨基礎データ

英語表記 略称 呼称(カナ) 補助通貨
Australian Dollar AUD オーストラリア・ドル セント

使用国家基礎データ

主要国家 首都 宗教 政策金利
オーストラリア キャンベラ キリスト教(64%)
無宗教(22.3%)
仏教(2.5%)
イスラム教(2.2%)
ヒンドゥー教(1.3%)
ユダヤ教(0.4%)
2.5 %

使用国家の政治経済概要

政治 オーストラリアの議会は二院制です。連邦議会において自由党及び国民党からなる保守連合と、労働党が二大勢力となり拮抗しています。連邦の立法権限は、憲法より国防、外交、通商、租税、通貨、移民等の特定の事項に限定されております。その他は各州の権限になります。
外交の基本方針は、対米同盟を基軸とすると共に、アジア・太平洋を外交・貿易政策上の最優先地域に位置づけています。貿易面ではAPEC及びWTOを通じた多角的自由貿易体制強化や二国間及び多国間自由貿易協定の推進に努めております。
経済 鉱物資源の輸出が多く、中国との結びつきも強いように思われがちです。しかし鉱物資源の輸出額は全体の1割に満たず、対中国の輸出額も全体の6%程度と、それほどでもないと言えます。実際のところ、経済は非常に多様な産業構造を持っており、貿易相手国もまた同様に多様化しています。
また世界金融危機以降も、その影響をほとんど受けず、他の先進各国に対して経済成長率で圧倒的な優位を保っています。失業率も低い水準を維持しており、非常に安定した強力な経済基盤を持っていると言える国です。
主な経済指標
  • 失業率、 
  • 雇用者数、 
  • 貿易収支、 
  • 小売売上高、 
  • 住宅建設許可件数、 
  • 生産者物価指数、 
  • 消費者物価指数、 
  • GDP、 

使用国家の経済情報

GDP(順位) 一人当たりGDP GDP成長率 失業率 物価上昇率
1.38兆USD
(12位)
6.73万USD
(5位)
3.67 %
(85位)
5.23 %
(83位)
2.4 %

使用国家の産業・貿易情報

産業構造 (第一次産業)3.3%
(第二次産業)20.9%
(第三次産業)75.7%
産業構造
主要産業 農林水産業
鉱業
製造業
建設業
卸売・小売業
運輸・通信業
金融・保険業
専門職・科学・技術サービス
輸出額
(10億USD)
257.7 輸入額
(10億USD)
262.7
輸出依存度 16.41% 輸入依存度 16.9%
貿易収支
(10億USD)
-4.3(166位) 貿易依存度 33.08%
輸出品目TOP3 (1位)鉄鉱石
(2位)石炭
(3位)金
輸入品目TOP3 (1位)個人旅行サービス
(2位)原油
(3位)乗用車