英ポンド【GBP】の基本情報
英ポンドは、戦前は基軸通貨として重要な役割を果たしていました。
しかしユーロの登場や金本位制をベースとしたドル本位制にその地位をゆずってしまいます。
しかしながら流動性の高い通貨なので、取引量は米ドル、ユーロ、日本円に次ぐ位置にあります。
英ポンドの特徴ですが、経済力の低迷や金融立国としての立ち位置をから為替相場も安定せず、一日の動きも他の主要通貨よりも激しい傾向にあります。
以前は政策金利も高くFX投資家にとっては人気の通貨でしたが、あまり初心者の方が取引されると、急な値動きに対応できないことも考えられるので、今では経験が無ければ扱いが難しいリスクの高い通貨として認識されています。
相場の動きをしっかり掴んで自分の情報とある程度並行して動くかどうか見極めてから取引されることをおすすめします。
通貨基礎データ
英語表記 | 略称 | 呼称(カナ) | 補助通貨 |
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Pound Sterling | GBP | ポンド | ペニー |
使用国家基礎データ
主要国家 | 首都 | 宗教 | 政策金利 |
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イギリス | ロンドン | キリスト教(74.7%) イスラム教(2.3%) ヒンドゥー教(1.1%) |
0.5 % |
使用国家の政治経済概要
政治 | イギリスの議会は二院制です。2010年5月に行われた総選挙の結果、保守党が第一党になりましたが、単独過半数に達しませんでした。その直後に、保守・労働の両党が自民党と連立協議を行い、連立政権が発足しました。 経済回復の為に財政健全化と投資、生産、輸出の促進を通じた経済のリバランシングを掲げ、経済回復のために財政緊縮策と成長戦略を2本柱とした政策を進めています。 |
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経済 | 英国は世界有数の経済大国です。世界最先端の資本市場システムを有し、金融と銀行がGDPに大きく寄与しています。 石油や北海油田を中心とした石油などのエネルギー産業も経済を支え、EU最大級の天然ガスの生産国であり、輸出国であります。エネルギー価格の上昇が多数の英国石油業者に大きな利益をもたらすことになることはきわめて重要な事実です。 英国の失業者数は約250〜260万人であり、特に若者失業率は20%で深刻な政治社会問題となっています。 |
主な経済指標 |
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使用国家の経済情報
GDP(順位) | 一人当たりGDP | GDP成長率 | 失業率 | 物価上昇率 |
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2.45兆USD (6位) |
3.92万USD (23位) |
0.17 % (151位) |
8.02 % (42位) |
4.7 % |
使用国家の産業・貿易情報
産業構造 |
(第一次産業)1.3% (第二次産業)21.5% (第三次産業)76.9% |
産業構造 | |
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主要産業 | 自動車 航空機 電気機器 エレクトロニクス 化学 石油 ガス 金融 |
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輸出額 (10億USD) |
474.5 | 輸入額 (10億USD) |
645.5 |
輸出依存度 | 19.5% | 輸入依存度 | 29.4% |
貿易収支 (10億USD) |
-215.5(216位) | 貿易依存度 | 47.87% |
輸出品目TOP3 | (1位)原油・石油製品 (2位)自動車 (3位)医薬品 |
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輸入品目TOP3 | (1位)原油・石油製品 (2位)自動車 (3位)電気通信機器 |