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カナダドル【CAD】の基本情報

カナダドル【CAD】

カナダドルは金、石油、パルプ、天然ガス、木材の生産輸出量が多いカナダの通貨です。経常黒字国で経済成長率も高く、値動きが安定しており優等生通貨と呼ばれています。

資源が豊富な資源国通貨なので原油価格などが上昇したときに買われる傾向があります。

基本的には経動きの変動幅が小さいためリスクが少なく、リスクを分散させたい場合に適した通貨です。また将来的には利上げがありそうなので、長期的に保有してスワップポイントを狙うのもいいでしょう。

金融の分野においても、英語圏であることから優れており、経済指標から見ても、貿易・財政・雇用とともに安定していて他の資源通貨よりも安定感のある通貨といえます。

主要通貨と比べると金利は安定しているとはいえませんが、比較的金利は低めのポジションを維持する傾向にあります。

米国と地理的に近いことから米国との強い相関関係があります。米国経済が加速すると、カナダ企業との貿易が増加し、経済全体のパフォーマンスに恩恵を与えます。逆に米国経済が減速すると、カナダ経済は打撃を受けることになります。

通貨基礎データ

英語表記 略称 呼称(カナ) 補助通貨
Canadian Dollar CAD カナダ・ドル セント

使用国家基礎データ

主要国家 首都 宗教 政策金利
カナダ オタワ キリスト教(63.6%)
無宗教(30.5%)
イスラム教(2%)
ユダヤ教(1.1%)
仏教(1%)
ヒンドゥー教(1%)
1 %

使用国家の政治経済概要

政治 カナダの議会は二院制です。下院は小選挙区制で上院は任命制になります。2010年1月までは下院第一党が保守党、上院第一党が自由党とねじれ現象状態でしたが、ハーパー首相が空席となっていた上院銀の任命を行い、保守党政権発足以来4年目にしてねじれ現象が解消されました。
ハーパー政権は州権擁護を基本とし、州政府との対話関係・協力関係の拡大深化を重視しています。特にケベック州における支持拡大の観点から、ケベック州との関係を重視しています。
カナダの外交は伝統的に緊密な米加関係を背景とし、国連、NATO、G8、G20、米州機構等多国間の場を活用した外交を展開しています。ハーパー政権の優先課題は基本的価値観を前面に出して、カナダ経済の活性化と雇用につながる外交政策を中心に展開しています。
経済 カナダは石油埋没量が世界第2位、金が世界第5位、原油が世界第14位の生産国です。主な天然資源は、天然ガス、石油、金、石炭、銅、鉄鉱石、ニッケル、ウラン、亜鉛になります。
最大の貿易国であるアメリカとの関係が緊密なため、アメリカの経済状態にきわめて敏感になります。2008年の経済・金融危機の影響を受け、2009年はマイナス成長でしたが、構内金融市場の安定等で回復は早く、2010年以降は再びプラス成長に転じました。
カナダの発行国債は最高格付けのAAAを得ております。
主な経済指標
  • 失業率、 
  • 雇用者数、 
  • 小売売上高、 
  • 住宅着工件数、 
  • 消費者物価指数、 
  • GDP、 

使用国家の経済情報

GDP(順位) 一人当たりGDP GDP成長率 失業率 物価上昇率
1.74兆USD
(11位)
5.23万USD
(8位)
1.71 %
(126位)
7.29 %
(52位)
1.5 %

使用国家の産業・貿易情報

産業構造 (第一次産業)2.6%
(第二次産業)21.5%
(第三次産業)75.9%
産業構造
主要産業 金融・保険・不動産などのサービス業
製造業
建設業
鉱業
輸出額
(10億USD)
462.9 輸入額
(10億USD)
474.9
輸出依存度 25.65% 輸入依存度 25.8%
貿易収支
(10億USD)
-20.1(205位) 貿易依存度 52.43%
輸出品目TOP3 (1位)石油及び歴青油(原油に限る)
(2位)自動車
(3位)金(未加工品)
輸入品目TOP3 (1位)石油及び歴青油(原油に限る)
(2位)自動車
(3位)金(未加工品)