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しっかり抑えておこう。為替の主な変動要因

2014年06月05日(木)

FX取引をする上で、誰もが気になる『為替変動』。今回はその為替変動の要因となる指標や考え方などをわかりやすく簡潔にまとめてみました。

購買力平価説

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為替が動く原因のひとつとして考えられているのが、購買力平価説というものです。これは、為替レートが自国通過と外国通貨の購買力の比率によって決定されるというものです。例えばハンバーガーが日本では1つ120円、アメリカでは1ドルで売られているとすると、為替は1ドル=120円に近づいていくと考えられています。イギリスの経済史「エコノミスト」が実際にこの説に基づき、「ビッグマック指数」というものを掲載しています。

国際収支説

貿易や投資などで得た外国為替保有高が為替の変動要因であると考える説です。この説では日本の国際収支が黒字であれば、円高が上昇するとされています。

金利の動き

為替において、金利が高くなった国の通貨は上昇し、低くなった国の通貨は下落すると言われています。その為、各国の金利の政策金利が発表される際には、注意が必要です。

経済指標

各国のGDP及び、貿易収支はよくチェックしましょう。これに関しては市場の予想値よりも上回っていたかどうかが重要視されるので、あらかじめ、市場予想も事前にチェックしておくことが大切です。

アメリカの経済指標

アメリカ経済指標の影響は、すべての通貨の為替レートに影響します。経済動向に注視する必要があります。アメリカのGDP(国内総生産)は世界の1/4を占めているからです。特にアメリカのGDP成長率やインフレ率、雇用統計、失業率、非農業部門雇用者数などには着目しましょう。

要人の発言

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各国の要人の発言で為替が大きく動くことがあります。特に注意が必要なのが、米国のFRB議長(ジャネットイエレン、連邦準備制度理事会)、ECB総裁(マリオ・ドラギ、欧州中央銀行)、日銀総裁(黒田東彦)の発言には注目です。

最後に

為替は上記に挙げたものは勿論、それ以外の指標の影響も勿論受けます。全てを知ることは難しいかもしれませんが、ある程度周囲の人が抑えている情報を知り、それを知った上で取引の参考にするのは、非常に大切なことと言えるかもしれません。