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ナンピンってなんだ!?

2014年07月10日(木)

FXでよく用いる用語のなかに「ナンピン」というものがあります。ナンピンは漢字だと「難平」と書きます。なんだか麻雀で、出てきそう言葉ですね。。

この「ナンピン」、言葉は見ただけではなんのことか分かりにくいでしょうが実は多くの人がよく行っている手法となります。一体どのような取引のことを指すのでしょうか。これから解説していきたいと思います。

ナンピンは追加でポジションを購入する作戦!

今から紹介する例は、FXを取引する人にとっては日常茶飯事の出来事かと思われます。

1ドル100円のとき、円安を期待してドルを購入したとしましょう。しかし、予想に反して相場は下落!一気に1ドル90円まで落ちます。よくありますね。。さて、この際

「1ドル90円?どうせまたすぐ上がるでしょう!!」

と考えてしまいませんか?

そしてこのような考えに至ります。
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「追加でドルを購入だ!!そうしたら損したお金をすぐに取り返せるぞ!!」と…

確かに、1ドル90円の時点で再びドルを買い増しした際、平均の購入価格は95円。95円までドルのレートが上がれば元を取り戻すことができます。

この行動がいわゆるナンピンです。為替レートが予想と反した方向に動いた際、追加でポジションを買い足す行動を指します。

下手なナンピンスカンピン

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意味がわからないですね。

この言葉の意味は、「下手にナンピン買いをするとお金がなくなってしまうよ!!」という意味です。FXにおいてナンピンの難しさを説明するときによく用いられます(覚えておきましょう)。

すかんぴんは江戸時代から使われていた言葉で「素寒貧」と書きます。漢字を見たらなんとなく雰囲気が伝わってくる通り「本当に貧しい状態」を指します。下手なナンピンをして素寒貧にならないように気をつけましょう。。

スカンピンにならない為に

話は少しそれますが、先日某大手の商社万マンが会社から着服した7億円をFXにあてたというニュースがありました。調べによるとこの7億円、ほとんど手元に残っていなかったそうな。。まさにスカンピンの良い見本ですね。

さて、そんなスカンピンにならない為に、気をつけたいポイントをいくつか並べておきましょう!

・取引は当初の計画通り行い、損切りを早めに行う
・ナンピンをするにしても根拠を持って行う

上記2点、気をつけましょう。当たり前のことですが、なんとなくその場のノリで為替を購入するよりも、しっかりと計画通りに運用を行うことが大切です。

ナンピンを行うにしても根拠を持って行いましょうとは書きましたが、ナンピンをする時点である程度自分の分析が足りなかったということになりますよね。よっぽどの自信がない限りは、損切りをしましょう。

以上、大切な財産を守るためにも、常日頃からしっかりと根拠を持って取引を行いましょう!