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ユーロ急落!!その原因は…

2015年01月09日(金)

さて、前回のブログでユーロが急激に暴落していることを紹介しました。

1/9付けのロイター記事でもこんなニュースが紹介されています。

ユーロが対ドルで9年ぶりに安値、金融政策の方向性違い鮮明に(ロイター)

記事によると、欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の方向性の違いによるものとされています。

では具体的に両者の金融政策はどのような違いがあるのでしょうか。

ユーロは金融緩和、米国の金融引き締めに

ユーロ圏ではこれまで、低インフレが続いており、市場にお金を流すため、マイナス金利政策を行っていました。

しかし、それでもユーロの低インフレは脱却せず、まもなく、ECBは金融緩和を行うことで、市場にお金を流そうとしています。(これは現在の日本の状況と同じですね)

一般的に、お金が増えると、その国の通貨価値は下げるので、ユーロ安という状況になるのです。

一方で米国は、昨年10月に、リーマンショック以降行っていた量的緩和を中止しました。
これは、米国の経済が立て直されてきたことなどによるものなのですが、量的緩和を中止することで、今後、米国の通過の価値は高まることになります。

それに加えのギリシャの話題…

ギリシャでは、過去に財政赤字のごまかしなどにより、財政危機を迎えた背景があります。
これまで、ギリシャでは緊縮財政政策が行われていたのですが、今月25日に行われる選挙で、緊縮財政に反対する左派が勝利するのでは…と見られています。

もし、左派が勝利すると、新政権はECBなどより大幅な債務減免を求めると見られており、このことが、ユーロ不安へと繋がっているのです。

今後ユーロ/ドルは売り

上記のような情勢から、今年、ユーロ価値は下落し、ドル高になる流れが予測されます。

150106


というわけでEUR/USD で30lot購入です。

この数字がどうなっていくかにも注目してみましょう。