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9月、日銀短観発表!今後の為替の動きは?

2014年10月02日(木)

円安が続いている中、日本企業の景気はどのようになっているのでしょうか?
先日、日本企業の経済の動きの指標となる。日銀短観が発表されました。

日銀短観についての詳細はこちらの記事で紹介してありますので、ご確認下さい。

日銀短観とは

抜粋して紹介すると、日銀短観とは日本企業の状況を示す指標で、特に、景気が「良い」と応えた企業から「悪い」と答えた企業の割合を引いた「DI」という数値が注目されます。

9月の日銀短観はどのようなものだったのでしょうか?
現在の日本の景気を表す指標にもなるので注目していきましょう。

9月日銀短観は製造業と非製造業で明暗

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日銀が発表した日銀短観では大企業製造業のDIがプラス13となり、2四半期ぶりに改善となりました。しかし、小売などの非製造業、中小企業の景気判断は悪化。消費増税の影響などから景気回復に勢いがないことが原因とされています。

円安で輸出は増加

大企業製造業の景気が上向きになったのは、円安が原因にあると言われています。円安となると、輸出が増えるため、海外に製品を輸出する製造業などの景気は上向きになります。

消費者目線で言うと?

様々な見方がありますが、現在輸出よりも輸入が多い日本にとって、円安が続くと、ガソリン、食料品などの値段が上がることが予想されます。

その為、消費者目線で言うと円安は家計を圧迫する原因にもなり、あまり喜ばしい状況とは言えないかもしれません。

日本経済全体的には?

日銀短観のポイントは上昇しましたが、あくまで一部企業において景気が上向いたことが影響した結果であり、日本全体で見たときには、まだまだ景気は回復していないとの見方が強いです。

今後の流れは?

大方の予想ではこのまま金融政策の流れが変わらない場合は、円安が続くとされています。

先日10月1日はリーマンショック前の2008年8月25日以来、6年ぶりに1ドル110円台に突入しました。

この流れはどこまで続くのでしょうか。今後の動きに注目しましょう。