米雇用統計発表

2014年10月06日(月)

米9月の雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数が24万8000人増と市場予想を上回り、失業率も5.9%と6年ぶりの低水準。米国景気の良さを裏付ける結果となり、ドル買いの流れも強まりました。

ただし、勢いは続かず

雇用統計発表で1ドルは109円後半まで跳ね上がったものの、その後は伸び悩み、現在は109円台前半へと値が落ちています。

この理由としては、要人の発言などが影響していると言われています。

急激な円安の流れに警戒か?

ドル買いの流れが一時伸び悩んだ理由として、急激な円安を危惧する声が増えていることなどが挙げられています。

経団連も危惧

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経団連の榊原定征会長は6日の記者会見で「これ以上の円安は、好ましくない」と発言。
中小企業や地方経済への悪影響を危惧しています。

要人の発言に注目!

今後、円安の流れが続くかどうか、政府要人の発言や流れで動いていく可能性があります。

経済指標の数値だけでなく、社会の流れや空気を上手に読んでいくことが、為替の売買で成功する秘訣といえるでしょう。