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ジャクソンホール・シンポジウム

2014年08月19日(火)

先週日本の4―6月期のGDPが年率で6.8%のマイナスと発表されましたね。この数値を見ると、「日本って不景気なの…!?」と心配になられる方も多いかもしれませんね。

ただし、この数値は、消費税引き上げの影響によるものとされています。市場もこうなることを予想しており(市場予想は7.0%)為替値に大きな影響は及ぼしませんでした。

ところが、実は現在、FX業界は、若干不景気な状況にあります。先日、金融先物取引業協会が発表した7月の店頭FX51社の取引金額は168兆円。過去最大だった昨年6月の約3分の1となりました。

取引金額が減少している原因の一つとして、為替が膠着状態にあることが挙げられています。昨年1月から、為替値は大きな動きがなく、その為、取引が現象していると言われています。

いつ動くの?為替値の波

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今月8日、オバマ米大統領がイラク空爆を承認したことで、リスク回避の為、円買いの動きが強まりました。ただし、その動きも一時的なものとなっています。米国は、好景気に向かっているとされていますが、輸入は一向に増えず。日本はGDPの減少、輸出の低迷などもあり、為替は長らく膠着状況に陥っています。

今注目したい!ジャクソンホール・シンポジウム

そんな停滞した為替市場に大きな波を起こして欲しい!注目したいのは、今週の経済指標となるジャクソンホール・シンポジウムとイベントです。このイベントは、黒田日銀総裁、イエレンFRB議長、ドラギECB総裁と、世界の3大通貨の中央銀行総裁が全員出席して講演を行うビッグイベント。ここでの要人の発言は要注目です!

どんなテーマに気をつけるべき?

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今年は、ドラギ欧州中銀総裁が量的緩和の導入を示唆する可能性や、カーニー英中銀総裁が利上げ時期を示唆する可能性などが警戒されています。

現在は停滞しているとされている為替以上ですが、お盆も明けてきたこの季節、そろそろ為替の夏休みも終わりそうですね。