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低金利「相当な期間」維持-FOMC声明文

2014年10月30日(木)

29日に終了した米連邦公開市場委員会(FOMC)では、低金利を「相当な期間」維持する見通しを再表明しました。

声明文は予想よりもタカ派の内容となっており、為替は円安ドル高へと進みました。

なお、声明文の前文は以下記事から確認することができます。

ロイター:UPDATE 1-米FOMC声明全文

日経新聞:米FOMC声明の全文

今回の焦点となった低金利の維持期間

前回のブログでも紹介した通り、今回のFOMC声明文では、低金利の維持期間に注目が集まっていましたが、大方の予想通り、「相当な期間」という文言に変更はなく、予想通りの結果となりました。

利上げについて

利上げについては「回復が早まれば予想より早いが、遅ければ予想より遅くなる」という文言が加わりました。利上げが今後の経済の動向に動かされることが強調された形となります。

これまで利上げに向けて、FOMCは慎重な発言をすると予測されていましたが、タカ派色が強まった発言と見ることができます。

米国の景気は上り調子か

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声明文によると、米国の経済活動は緩やかなペースで拡大しているとされています。

労働環境については、「全体的にみると、幅広い労働市場関連の指標は、労働資源の未活用が次第に改善していることを示している」としており、これまでの「著しい」資源活用不足という表現が改められました。

今後の予測

利上げの予測がされたことで、短期的、長期的に、円安が進むことが予測されます。
レンジは、大方108~110円の幅で動くことが市場では予測されています。