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ECB総裁、追加緩和示唆

2014年11月07日(金)

先日は欧州中央銀行(ECB)の政策金利、声明発表、ドラギECB総裁の記者会見が行われ、
日米の金融政策が大きく動く中、その政策方針に注目が集まりました。

今回の記者会見でドラギECB総裁は追加緩和を示唆。これまで、マイナス金利などの緩和策を打ってきたECBですが、物価上昇率が目標を大きく下回ったことが要因と言えます。

ユーロ安進む

ドラギ総裁は記者会見で、「新たな措置が必要となる場合に備えておくようECB職員に(追加策の)指示が下っている」と発言。

この発言を受け、ユーロは一時1ユーロ=1.23ドルまで急落。ユーロ危機時の2012年8月以来の水準となりました。

ECB理事会メンバーとの一致

これまでもドラギ総裁は量的緩和を検討していましたが、理事会メンバーと意見の対立があるとされており、実行は難しいとされていました。

しかし、今回の記者会見で、ドラギ総裁はECB内の対立を否定。理事会は全員賛成をしたとしており、強気な発言を見せています。

世界経済を見ると

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米国の量的緩和中止、日本の金融緩和など、これまで世界経済は現在日米を中心に大きく変遷していました。

今回のドラギ総裁の追加緩和策の示唆において、さらにドル上昇の傾向が見られます。