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ダウ理論とは(前半)

2014年10月23日(木)

ダウ理論とはかの有名な専門誌『ウォール・ストリート・ジャーナル』を創刊したチャールズ・ダウ(1851~1902年)が生み出したテクニカル分析理論です。

ダウ理論は元祖とも呼ばれるチャート分析の理論です。もともとは株価の流れを読むための理論ですが、FXの値動きを読むのにも十分通用すると言われています。

この理論をしっかりと抑えて、為替の流れを読むプロフェッショナルになりましょう。

ダウ理論を構成する6つの法則

チャールズ・ダウ

チャールズ・ダウ

ダウ理論は6つの法則から成り立っており、その全てを把握必要があります。

平均はすべての事象を織り込む

為替レートは経済指標、企業の業績、自然災害まで、全ての要素の影響を受けているという考え方となります。

この考え方より、為替の動きを読むためには、ファンダメンタルズの面だけでなく、チャートのテクニカル分析も行う必要性があると言えるでしょう。

トレンドには3種類ある

ダウ理論では、市場動向を

  • 主要トレンド:1年から数年のサイクル
  • 二次トレンド:3週間から3ヶ月のサイクル
  • 小トレンド:3週間未満のサイクル

の3つに分類しています。これらのトレンドは独立しているものではなく、二次トレンドは主要トレンドの調整、小トレンドは二次トレンドの調整として見ます。

為替の流れを読むときは、長期、中期、短期のトレンドから予測をする必要があるということです。

主要トレンドは3種類からなる

ダウ理論では、トレンドの流れが投資家により、3種類の流れが生まれるとされています。

1つ目の流れが先行期です。

先行期では、一部の先行投資家たちが底値買いを始めます。この時期、チャートの流れは静かであり、トレンドが上昇していることには中々気付けません。

2つ目の流れが追随期です。

追随期では、市場価格の上昇を見て、追従者たちが買いを始めます。このときトレンドは急上昇する傾向があります。

3つ目の流れが利食い期です。

先行期で買いを入れた投資家が売りにでて、利食いを始めます。上昇の値幅は小さくなっている為、この時点、もしくは追随期より買いを始めた投資家は下手をすると損をしてしまう可能性があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はわかりやすくダウ理論6つのうち、3つの理論を紹介しました。
次回の部ログでは残り3つの理論を紹介したいと思います。