ニュージーランドドル【NZD】の基本情報
ニュージーランドで発行されている通貨です。
世界の先進国の通貨のうち、最も高金利の通貨のひとつであり、高い利回りを求める世界の投資家から常に注視されています。
ただしニュージーランド自体の取引通貨量が多いわけではないので、為替相場も大きく動く傾向にあります。
以前は国の資本を得る為、金利を高く設定し、海外からの資金の流動を図っていました。しかしリーマンショック後、資金の流動がストップしてしまい、財政を圧迫することを懸念して、金利を低く設定し内需で回す方針を採択しました。
その結果、対貿易、観光、内需共、オーストラリアへの依存が高まっています。
よって為替レートの通貨の動きも豪ドルと似ているのが特徴です。
主な資源が農作物のニュージーランドは、天候に影響を受けると言われています。
また、経常支出や貿易支出が慢性的な赤字のため、その動向に注意する必要があります。
通貨基礎データ
英語表記 | 略称 | 呼称(カナ) | 補助通貨 |
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New Zealand Dollar | NZD | ニュージーランド・ドル | セント |
使用国家基礎データ
主要国家 | 首都 | 宗教 | 政策金利 |
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ニュージーランド | ウェリントン | キリスト教(43.47%) ヒンドゥー教(2.02%) 仏教(1.31%) イスラム教(1.04%) 無宗教(52.16%) |
2.5 % |
使用国家の政治経済概要
政治 | ニュージーランドの議会は一院制です。2008年11月の総選挙で、キー党首率いる国民党が、当時の首相であるクラークが率いる労働党を抑えて議会第一党となり、9年ぶりに政権を奪回し、2011年11月の総選挙で、国民党が当時のゴフ党首率いる野党労働党を抑えて政権を維持しています。 米国、豪州を含むアジア太平洋地域との関係強化と対太平洋島嶼国支援の拡大、非核政策の検事等が外交の基本政策となっています。 |
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経済 | ニュージーランドは先進国の中で経済規模がきわめて小さな国です。2008年に入ってから減速気味であったニュージーランド経済は世界金融危機の影響もあり、GDPが5期連続でマイナス成長を記録しました。 しかし金融機関や製造業の規模が比較的小さく、経済全体に及ぼす影響が限られていて、政策金利引き下げや緊急経済対策により欧米諸国ほど深刻な打撃を受けることはありませんでした。 経済規模が小さく、貿易が重要なことから主要貿易相手国のオーストラリアや日本の景気に敏感です。 |
主な経済指標 |
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使用国家の経済情報
GDP(順位) | 一人当たりGDP | GDP成長率 | 失業率 | 物価上昇率 |
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0.16兆USD (56位) |
3.83万USD (24位) |
2.65 % (106位) |
6.93 % (57位) |
1.6 % |
使用国家の産業・貿易情報
産業構造 |
(第一次産業)6.8% (第二次産業)20.9% (第三次産業)72.3% |
産業構造 | |
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主要産業 | 酪農製品 肉類 林産品 水産物 |
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輸出額 (10億USD) |
37.9 | 輸入額 (10億USD) |
37 |
輸出依存度 | 21.75% | 輸入依存度 | 22.3% |
貿易収支 (10億USD) |
-0.9(119位) | 貿易依存度 | 44.05% |
輸出品目TOP3 | (1位)酪農製品 (2位)食肉 (3位)木材 |
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輸入品目TOP3 | (1位)石油・鉱物燃料 (2位)機械類 (3位)車両 |