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ハト派とタカ派【FX用語解説】

2014年09月18日(木)

18日の東京外国為替市場において、ドル/円は6年ぶりに1ドル=108円台まで上昇しました。FOMCの声明文発表やFRBのイエレン議長の会見を受けてドル買い、円売りの流れが強まっています。

さて、今回のブログではよく見るFX用語の解説をしたいと思います。

FX関連のニュースを見ているとよく「ハト派」や「タカ派」という言葉が出てきますよね。例えば今回のFOMCの声明文発表では

「イエレン議長はこれまでハト派傾向が強かったが、今回の会見でタカは寄りの発言をした」

という具合に使われます。さて、このハト派やタカ派とはどのような意味なのでしょうか?

今回は初心者向けの開設をしていきたいと思います。

もともとは政治用語

ハト派やタカ派という言葉は、本来は政治で使われる用語です。

ハト派とは

ハト派(ハトは。英語:dove, pacifist)とは、鳩が持つ平和のイメージを政治的傾向の分類に用いたものである。用例によっては穏健派(おんけんは)、もしくは慎重派(しんちょうは)ともいう。旧約聖書のノアの方舟の伝説に基づく。対義語はタカ派。
(wikipedia)

タカ派とは

タカ派(タカは。英語:halk, bellicist)とは、政治的傾向の分類で、戦争など武力を辞さない姿勢を持つ人または集団を指す語。強硬派(きょうこうは)ともいう。対義語はハト派である。
(wikipedia)

上記で示したとおり、ハト派は平和的な政治を推奨する派閥、タカ派は強行的な政治を推奨する派閥のことを指します。

FXにおけるハト派とタカ派

為替におけるハト派は

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・経済状況や景気の見通しに対して慎重な見方、弱気な発言や人
・金利の引き下げに積極的である

以上を指します。タカ派はその逆で

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・経済状況や景気の見通りに対して、強気、楽観的な発言や人
・金利の引き上げに積極である

これらを指します。

FOMCの声明文やFRB議長の発言はハト派であるか、タカ派であるか(金利の見通しがどのようになるか)が注目されており、今回の声明文では、早めの利上げが予測できたことよりドル高の方向へと為替が動いたのです。

FOMCは6週ごとに行われる重要イベント。是非これらのことを頭にいれておき、今後のイベントにも注目していきましょう!