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FX口座は1つで十分? 単講座・複数口座のそれぞれのメリットとは

2014年04月08日(火)

どっちがいいの?

そもそもFX口座は複数持つべきものなのか

初心者の方にとって、FX口座を複数持つ、というのはイメージしづらいかもしれません。

ザイFXで行われたアンケート調査を見てみましょう。

「あなたがもっているFX口座の数は?」

1個 19.8%
2個 22.7%
3個 13.6%
4個 7.0%
5個 5.4%
6個 3.7%
7個 1.7%
8個 2.5%
9個 0.4%
10個 1.7%
10個以上 5.8%
持ってない 15.7%

出典元:ザイFX「世界一やさしいFX超入門」

この調査によりますと、FX口座を1つしか持っていない方は全体の2割に満たないということになります。

8割以上の方が複数の口座を持っています。
但し、56%の方は3つ以内に収まっているようです。

基本的にFX口座は複数持つのがスタンダードといえると思います。

複数の口座でのFX取引

複数の口座でのFX

FX口座を複数開くのはどんな人?

FX口座は8割の人が複数解説しているので、どんな人かと言われると、「みんなだよ」と言いたくなるのですが…

そもそも、FX口座はそれぞれの口座ごとに特徴があり、提供されているサービスや想定しているユーザーが異なります。

自分に合った口座を見つけるためにも、いくつかの口座を体験してみること、また様々な取引条件に応じて、違った口座を利用するとうまく利益を上げることが可能です。

FX口座を複数持つメリット・デメリット

上述しましたが、FX口座はそれぞれの口座ごとに想定しているユーザー層が違うことが多いです。

デイトレーダー向け、長期取引、MT4専門、初心者のスタートアップ、などなど…

それぞれの用途ごとに最適化されていますので、自分の(目指している)トレードスタイルに合ったものを選択しなければなりません。

また、提供されているサービスも口座ごとに異なり、市況情報の提供に優れた口座もあれば、取引ツールの開発に力を入れている口座もあります。
取扱い通貨ペアも違いますので、取引してみたい通貨があっても、今使っている口座で対応していなければ新たに開設する必要があります。

したがって、様々なトレードスタイル・通貨ペア・利用したいサービスによって、口座を使い分けていくのが非常に有効です。

但しデメリットもあります。

まずは口座開設手続きが必要なこと。口座開設ごとに何かしらの手続きが発生してしまいます。

また、口座管理の手間もあります。

FX口座は基本的に無料で開設することが出来るので、開いても使わなければ開きっぱなしという方が多いですが、自分の個人情報を渡して開いたものなので、しっかりと管理する方が適切でしょう。

そしてどうしても資金面で必要な金額が大きくなりがちです。

これは複数口座それぞれでFX取引を行う場合に限られますが、FX取引に当たってはレバレッジなどに応じて必要な証拠金を入金する必要があります。

複数の口座でFX取引を行うと、当然その分だけ必要証拠金を振り込む必要があります。ロスカットになる可能性もあるため、あらかじめ必要証拠金額を上回る額を入金する必要があり、そのため必要な経費が大きくなってしまうのです。

【複数口座を開くメリット・デメリット】
(メリット)
・トレードスタイルに応じて使い分けられる
・得られる情報量が増える
・より多種類の通貨ペアで取引が可能
(デメリット)
・開設手続きの手間
・口座管理
・取引使用時に必要な経費が増える

1つに口座に絞るメリット・デメリット

FX講座は一つに絞る

FX口座を1つしか持ってないのはどんな人?

1つしか口座を持っていない約2割の方は、なぜ1つのFX口座に絞っているのでしょうか。

・システムトレードしかしない
・FXを始めたばかり
・そもそもFX取引はしない

FX口座を1つしか持っていない方は、主に上記に当てはまる方が多いようです。
始めたばかりの方や、システムトレードでも特に小規模な取引のみを行う方々です。

そして3番目の「FX取引をしない」方ですが、これは外貨両替などのFX取引以外のサービスを目当てに口座を開設した方が該当します。

このように口座を1つしか持っていない方というのは、初心者やライト層などの、FX取引にあまり慣れ親しんでいない方が大多数のようです。

FX口座を1つにするメリット・デメリット

FX口座を1つに絞ることのメリットとはなんでしょうか。

まずは、当然口座開設の手間が1回で済みます。
個人情報も1か所にしかわたりませんので、個人情報管理の上ではいいことかと考えられます。

さらに、特にFX初心者はFX取引に慣れる必要がありますので、まずは1か所の口座に絞って運用することで、FX取引の流れをつかみやすくなります。

では、逆にデメリットはなんでしょうか。

1つに口座を絞ると、その口座で提供しているサービスしか得られませんので、情報量やトレードスタイルも自ずと限られてきます。

FX取引の自由度が下がるため、それだけ市場の機会もつかみづらくなるでしょう。

【FX口座を1つに絞るメリット・デメリット】
(メリット)
・口座開設手続きが1回で済む
・個人情報入力も1度で良い
・FX取引に慣れやすい
(デメリット)
・得られる情報、サービスが限定的
・トレードスタイルが限られる

結局、どっちがいいのか

見極めが大切

基本的に、外貨両替などの特別なサービスのみを狙っているわけではないのなら、複数の口座を開くことをお勧めします。

口座で提供されているサービス、取引ツールの操作性、自分のトレードスタイルに応じて、ベストな口座は様々です。

ですので、いくつかの口座を開いてみて、自分に合ったものを見つけていただきたいと思います。

メイン口座を見つけられたら、今度は目的別に口座を使い分けるのがいいでしょう。
情報帳に優れた口座もありますので、「情報収集はこの講座、実際に取引するならこの講座」といったように、自由に使い分けるのが強いFXトレーダーです。

FX取引に慣れてきたら、トレードスタイル、通貨ペアなどによって、取引を行う口座を増やしていくのも楽しいと思います。