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「店頭取引」と「取引所取引」って?

2014年04月25日(金)

FXには「店頭取引」と「取引所取引」という2通りの取引方法があり、金融機関によって取引が変わってきます。

店頭取引とは、一般的な、FX会社と投資家の間で直接行う取引のことです。比較サイトなどに掲載されているFX会社などが主にそれで、会社ごとに為替レートやスワップ金利などの取引条件を、投資家自身が見極めて、好みの会社を選んで取引することになります。

しかし、市場が開放されたことにより、多くの業者が参入し、FX市場は悪質な業者などが増え始めました。現在はFXの規制が厳しくなり、財力のない企業などは淘汰されていったのですが、昔は安全な企業を選ぶことも難しかったのです。

日本に登場!世界初のFX専門市場

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そこで登場したのが2005年の夏、世界初のマーケットとして日本に誕生した取引所取引
「くりっく365」です。くりっく365は東京金融先物取引所が創設した、FX専門の市場となります。

取引所FXでは、店頭FXと区別し投資家を守るために、投資家の注文を、金融機関が外国為替証拠金取引(FX)の公設の取引所に取り次ぐというルールが置かれました。同じ取引所であれば、どの取扱金融機関を選んでも為替レートやスワップ金利は同じです。また、投資家の預ける証拠金は、取引所に全額預託され、取引業者に万が一のことがあっても投資家の資産は守られることになるのです。

店頭取引と取引所取引のメリット比較

しかし、前述したとおり現在のFX業界は規制が厳しくなったことで、悪質な業者などは淘汰されています。それでは、店頭取引と、取引所取引では何が違うのでしょうか。

店頭取引は手数料が安い!

一般的に、店頭取引の業者は手数料が無料のところもあり、総じて安いです。また、スプレッド、レバレッジや取扱い通貨、売買単位、スワップポイント、投資ツールこれら全てが業種によって変わってくるので、投資家にとって自由が利くのが店頭取引になります。ただ、やはり種類が多いため、自分にあった業者を見極めることが大切になってきます。

取引所取引は安心価格で取引できる!

安心

取引所取引は、取引所がFX業者から手数料を徴収しているため、投資家にも必ず手数料がかかってしまい、コストは高くなります。

しかし、取引所では、外国為替市場における世界有数の複数の金融機関から価格の提供を受け、その価格の中から最も安い売値と最も高い買い価格買値を抽出しているため、投資家にとって、最も有利なレートで取引を行うことができます。また、取引所取引に参加できる業者は限られているので、安全に取引をできることもメリットの一つです。

最後に

店頭取引と取引所取引の違いはわかったでしょうか。
どちらも一長一短がありますが、「自由度が利いて、自分にあった取引を行いたい」と言うのであれば、店頭取引を、「安全な取引を行いたい」と言うのであれば取引所取引をオススメします。