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成行注文を抑えよう! もっとも基本的な注文方法

成行注文について

FX(外国為替証拠金取引)においてポジションを持つためには、通貨を「買う」か「売る」行為をしなければなりません。

「私はこの通貨を買いますよ!」
「私はこの通貨を売りますよ!」

と宣言し、実際に行動に起こす行為が「注文」です。

注文には様々な種類がある

注文方法には様々な種類があります。

同一の注文方法であってもFX会社によって異なる呼び名を使っていることもあります。

また中にはFX会社が独自に開発したものもあり、その会社の口座でしか使用できない注文方法も存在します。

しかし、そういった注文方法も、以下に解説する基本の注文方法の組み合わせや応用で成り立っているため、当サイトで解説している内容を抑えれば問題なく理解できると思います。

今回は、数ある注文方法の中でも最も基本的と言える、成行注文について解説します。

成行注文は「今買います!」という宣言

成行注文は最も基本的な注文方法と言えるでしょう。

取引ツールの為替レートを見て、今表示されいる値段(為替レート)で売買を行うための注文方法です。

レートを特に指定せず、「今だ!」と注文を出すので、注文もスピーディに行え、約定(注文が成立すること)もしやすいという特徴があります。

FX取引業者で「スピード注文」などと呼ばれ、注文の簡単さ・早さを強調されているものは多くの場合成り行き注文のことを言っています。

成行注文の別名

・ マーケット注文
・ プライスオーダー
・ クイック注文
・ スピード注文
・ ワンクリック注文
・ リアルタイムトレード
など

成行注文はスリッページの影響を受けやすい

為替レートもを全く指定せずに注文するため、最もスリッページの影響を受けやすい注文方法と言えます。

※ スリッページについては「スリッページを理解しよう! 未来の値段で金額が決まる!?」を御確認下さい。

成行注文のメリット・デメリット

メリット デメリット
・ 現在の為替相場の値動きを確認しながら注文ができる
・ 約定率が高い
・ 為替レートを指定しなくても良い
・ スリッページの影響を最も受ける
・ 最終的な売買価格は約定してからじゃないとわからない

成行注文のまとめ

成行注文は最も多くのFX業者・口座で扱っている注文方法です。
ただし、上述した通りスリッページの影響を受けやすいため、余裕を持った取引を心掛けましょう。

次回は、自分に有利になった場合のみに発注を行うことができる、指値注文について解説します。